有象無象log

2013/06/01 しまなみ海道100kmウルトラ遠足 当日編

午前3時半
受付のニューキャッスルホテルには既にたくさんの人

ここにいる人が皆100km走ろうと企んでいると思うと凄い
だんだん緊張してくる

約1200人の参加者の内、10代の参加者は3人
その内の一人だと思うと特別な気分
午前4時半
ぞろぞろとスタート会場の福山城へ

コンビニでカロリー高そうな菓子パンを食べる
食べられるうちに食べなければならない

仮装で走る人もやっぱりいた
サンタ、キティさん、忍者、赤鬼、虹アフロ、悪代官、ハルヒは見た
帽子にアンパンマンやバリィさんつけてる人もいた
主催の海宝さんから諸注意
話がちょっと面白い

この方の出身はどこかわからないが、海宝という苗字は千葉に多いみたい
午前5時

いよいよスタート
スタートと言うよりも出発が似合う

スタートゲートは城という特性上簡単なものしか出来ないらしい
第一エード:キミセ醤油の前
河川敷
信号も割と多く、グループに切断されていく

エードはだいたい5kmごとにある
エードの内容は水、スポーツドリンクを基本として各特色がある
第二エード:神村トンネルの入り口
序盤はトンネルが多い

もみじ饅頭が置いてあった
食えるうちに食う
第三エード:高西町セブンイレブンの前

うどんがあったが食べなかった
おにぎりをもぐもぐ食べる

小さい子が手伝いに動員されていて可愛い
尾道市到達
全長385m尾道大橋
第4エード:尾道大橋の下

やっとしまなみ海道が始まる
そして20kmしか練習してない阿呆にとっては初めての領域

トマトに塩つけて食べる
塩をつけすぎたか、少し走ると吐き気がぐっと襲った
しばらく待っていたら収まった セーフ
橋に上るために階段を登る
ここはおとなしく歩く

橋というのは高いところに架けられているから、これからも橋を渡るたびにガッと登って、渡り終えるとガッと降りる
尾道大橋を渡る

『かみちゅ!』でよく出てきた橋です
台風で船が出ないときに自転車で渡ったり、大和の大きさを実感するときに出てきたあの橋

渡り切ると向島
第5エード:肉屋「フジ」の前

スイカをいただく
第6エイド:向島休憩所
そしてまた登る
無駄に躍動感のある写真
因島大橋1270m
2層構造になっていて、下が自転車歩行者の通路になっている
サイクリストは結構多い
しまなみ海道の名は伊達じゃない

渡り切ると次は因島水軍で有名な因島
第7エード:アメニティー交流館

因島水軍らしく、法螺貝と和太鼓で迎えてくれる
名産のしぼりたてみかんジュースを飲む

ほんとにその場で絞ってくれる
とても美味しい

ストレッチして再出発
少し歩く
第8エード:ディサービスセンターふぁみりぃ因島前

みかんゼリー食べる
生口橋790m

結構歩いてしまった
やばい
一度歩くと走り戻すのが辛い
これは教訓
第9エード:田中様宅前

個人宅の庭を利用している
ありがたい

海が目の前で良い家だと思う

レモンジュース美味しい
しかし、ここあたりで水の美味しさに気づき始める
第10エード:B&G海洋センター

50kmです
半分来ました
途中受け取りの荷物をもらう

足をマッサージしてもらって20分昼寝
ここからは折り返しです

ここまでの計画では順調
足が動きさえすれば、もうゆっくり走っても大丈夫なはずだった
足が動きさえすれば
十分に休んで出発

そろそろイヤホンで耳が痛くなってきたので、ここまでアニソンを垂れ流してくれたIpod nanoはゴール地点までお別れ
コンビニにて
トイレを借りるついでにユンケルを買う

ユンケル飲んだからもう大丈夫
ユンケル飲んだからもう大丈夫
ユンケル飲んだからもう大丈夫…

プラシーボで自己暗示をかける

この後5kmは本当に走るのが楽になった
遠くに多々羅大橋が見える

海岸沿いを延々と走る
ウッドデッキがベコベコして少し走りにくい
第11エード:サンセットビーチ

みかんをねりこんだ素麺を一杯食べる
ここでしか食べられないとか何とか
美味しい

水 うまい
私設エード

はちみつレモンをいただく
レモンはここの特産

走っている脇にも柑橘系の林が広がる
多々羅大橋1480m
斜張橋という分類では結構大きい物らしい

橋の天に長く突っ張っている所の真下で柏木を打つ
するといい具合に音が反響して鳴龍という現象が起こる

人生初の愛媛県入り
第12エード:大三島IC広場

疲れが一段階やってくる
マッサージをやっていたのでお願いすることにする
しかし、マッサージの待ち時間が長い長い…
結局50分はいただろうか
タイム的には非常にまずいことになった

待ち時間にお話をした同郷のおじさん
気分悪くしているところに胃薬くれたおばさん
ありがとうございました

マッサージのお陰でこの後10kmは楽に走れた
ありがたい
大三島橋297m

歩くよりも小走りのほうが体には楽なことに気づく
しかし、疲れると頭は歩かそうとする

は!か!た!の!塩!
で有名な伯方島に上陸

伯方島のエードについては、すべて伯方島民によって作られている
第13エード:大三島橋を渡り終えた所

雨が降ってきた
塩羊羹は食べられなかった

水分もよくわかんなくなってくる
喉は乾くけど、腹はタプタプで気持ち悪い

合羽は蒸れるから嫌だな
と思っていたが、ずぶ濡れは更に体力を消耗した
教訓
第14エード:伯方SCパーク

ここでは走ってくるランナーの名前を一人ひとり呼んで応援してくれる
正直、凄い感動した
これは泣ける

足のマッサージをしてもらって出発

タイム計画的にはギリギリ
伯方の人たちとハイタッチしながら離島

伯方大島大橋1165m
渡り終えると最後の島大島
第15エード:宮浦港前

りんごゼリーを食べる
もう疲労がガックリくる

タイム的にやばいので頑張って歩き出す

 もう少しは歩いたのだが、力尽きる
 雨影で休んで、とにかく次のバス停までは歩こうと頑張る
 結局、第15エードから1.5kmのバス停でリタイア
 雨に濡れた寒さでガタガタ震えていたら、他のリタイア者も続々集まってきた
 ここからゴールの今治市までバスで直行

 というわけで、自分の初マラソン挑戦はここでおしまい
 記録は12時間で77km

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